開発の手に脅かされるコミュニティを守れ!支援の輪はやがて次世代を担うアーティストが集まる音楽祭になる。
リオ・デ・ジャネイロの山間部にあるアウト・ダ・ボア・ヴィスタの中でも、とりわけ豊かな自然が残るヴァーリ・エンカンタード(魅惑的な谷)と名づけられた地域。現在開発が進められ、何世代にもわたりこの地で生活を営んできたコミュニティが、今、消滅の危機にさらされている。この危機を多くの人に知ってもらおうと、2012年より音楽祭「フェスティヴァル・エンカンタード」が始まった。国際俳優としても活躍する歌手セウ・ジョルジや、ブラジルを代表するHipHopアーティストのひとり、クリオーロなど、フェスの趣旨に賛同したミュージシャンが集結。昔からの暮らし、培ってきた文化、この地でずっと暮らしてきた人々へのリスペクトを訴えていく。