世界遺産の町オウロ・プレットに花開いたミナス流バロック様式。その立役者アレイジャジーニョの作品が持つ美の秘密とは。
金鉱採掘により18世紀には空前の賑わいを見せた古都オウロ・プレット。ユネスコ世界文化遺産に登録されたこの町には、サンフランシスコ・ジ・アシス教会をはじめ、多くの美しく豪奢な建築物が現存している。バロック様式に独創性を持たせた「ミナス・バロック」を開花させ、今なお多くの人を魅了し創造性を刺激する建築・彫刻家アレイジャジーニョが設計や装飾を手掛けた作品について、アーティストや研究者とともに迫っていく。